一人暮らしはタフになれる楽園/誰に見せるでもない爪
しかし住めば都というか、慣れというか。
「お、今日も来たな」と手を止めて聞き入ってしまう。毎日聞こえるわけじゃないから、できることかもしれないけど。
早いうちから家事をやっていれば、一人暮らしも苦労せずに楽しめるのか? と聞かれると迷う。本当は一人暮らしに苦労したほうが、親のありがたみを感じることができるし、そのほうが気持ちとしては健康的だったかもしれない。
私から言わせれば、一人暮らしは「タフになれる楽園」だ。
いずれそこから脱する時が来るのだとしたら、一人暮らしの醍醐味を早く見つけて楽しんだほうが勝ち。
今回はそんな一人暮らしの、内に秘めた楽しさを描いた。
Design&Text/つめをぬるひと
この連載では、爪作家である私が、読者のみなさんが「どんなおひとりさまか?」をヒントに爪をつくります。あなたのエピソードを添えて、送ってください。
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「人の目は気にしつつ&気にせず」がテーマの爪です。