プライバシーと自然との融和を両立!中庭のある癒しの家【住まいの設計】
北側の道路側には、家族3人分の駐車スペースを確保しています。
アプローチの敷石には、耐久性に優れた栃木産の芦野石が使われました。
玄関ドアを開けると視線が中庭に抜け、来客にサプライズを与えます。
玄関土間から見えるのは、こんな中庭の風景です。
■ 空間のレイアウトで暮らしやすさをサポート
Hさんが1階をおもな生活空間としたのは、先々キッチンへの荷物運びなどの負担を軽くする目的もあったそう。
より移動しやすいよう、玄関・リビング・DKは、中庭に沿いながらつながるレイアウトになっています。
なかでも、大きめのテーブルを配したダイニングは、リビング、和室ともつながる中心的な存在です。
リビングは通常の1.3倍ほどの天井高があり、北側の高所窓からは、ケヤキの街路樹が借景のようにとらえられます。
壁の裏側から上る階段は、踊り場からリビング脇を通り、階下と視線をつなぐ役割も果たしています。
また、リビングから数段下がった位置には、自宅で仕事をするHさん用の小空間を設置しました。
これは、来客時の対応をスムーズにするための配慮です。
中庭を介し3方向の部屋は向き合い、内部ではひとつながりになっているため、コミュニケーションが取りやすいという利点もあります。