プライバシーと自然との融和を両立!中庭のある癒しの家【住まいの設計】
和室からは手水(ちょうず)鉢が目に入り、対面には玄関近くのリビングが見えます。
ダイニングの中庭側には、くつろげる濡れ縁があります。和室の地窓は、通風の役割も果たしています。
茶室風の和室は、中庭に加え、低い位置から外庭も楽しめます。
■ 2階には中庭を見下ろす贅沢なインナーテラスが!
2階はプライベートルームと水回りで構成されています。
さらに高野さんは、開放感をたっぷりと味わいながらくつろげるようにと、床に深岩石を敷き詰めた広いインナーテラスを設計しました。
テラスは中庭を上階から囲み、太陽のまぶしさや雨、外からの視線なども気にすることなく空や緑が楽しめる、贅沢な空間となっています。
2階に2つある寝室は共にテラスと接していて、リラックスできるつくりです。
庭には、アオハダ、ヤマボウシなどの高木、低木、下草がバランスよく植えられています。
「毎朝、ダイニングの窓のロールスクリーンをさっと開け、四季折々の風景を見るのが何よりの楽しみです」とHさん。
宇都宮市には、緑化率や植栽の種類などに関する緑地協定があるそう。
そうした約束ごとを守りながら完成した、かぎりなく自然体の暮らしを楽しんでいるようです。