防犯カメラは見ていた!フロント時代に目撃したマンション事件簿
■ 防犯カメラの再生は、正直しんどい作業
YNS / PIXTA(ピクスタ)
理事長の代理というような立場で防犯カメラの映像を見たことは何回もありましたが、自転車置き場や駐車場で発生した問題の原因を突き止めるため、というケースが多かったと思います。
〇月〇日〇時~〇月〇日〇時の間という具合に問題発生の範囲を定め(大抵は2~3日)、その間の映像を早送りにしてひたすらモニターの一点を注視し続けます。
問題の場所で動きがあれば速度を通常に戻して見直し、何もなければ再び早送りにします。
一人で管理室にこもってひたすら画面を見続けるというのは、実に辛いものがありました。
■ 画像を見ても意外とわからない
polkadot / PIXTA(ピクスタ)
筆者がフロントをしていた時代の防犯カメラはまだそれほど画質が良くなかったため、たとえ映像を見返してみてもよくわからなかったという事例もよくありました。
説明しても信じてもらえないのですが、目を皿のようにして何度見返してみてもわからないものはわからないのです。
さんざん時間をかけたにもかかわらず、何もわからなかった時の虚しさというのは大変なものがありました。