くらし情報『若者の車離れ、テレビ離れが不動産業界に及ぼす影響とは?』

若者の車離れ、テレビ離れが不動産業界に及ぼす影響とは?

不動産業というものは生活全般に関わるものです。

そのため世の中の動きの影響をもろに受けることもあれば、お客様の動きから世の中の意外な流れに気付かされたりすることもあります。

今回は世の中の動きが仕事に影響した意外な事例を3つご紹介します。

■ 1.若者の車離れがマンションの一般会計を直撃
教習所

ニングル / PIXTA(ピクスタ)

若者の車離れが進行しているといわれています。

車を持とうとしないどころか車そのものに興味を持たない、更には教習所に通うのは金と時間がかかるから免許も取らないという、車好きの筆者にとっては信じられないような世の中になっています。

これは自動車業界にとって深刻な問題となっていますが、実はマンションの管理組合にとっても重大な問題なのです。

マンションの駐車場

YNS / PIXTA(ピクスタ)

マンション内の駐車場使用料は管理組合にとって管理費に次ぐ収入の柱であり、空き区画が増えることはその分だけ一般会計の収支が悪化することにつながります。

マンションの駐車場はおおむね稼働率7割~8割くらいを想定しています。

郊外のマンションの場合まだまだ問題になっていないようですが、筆者が担当していた都心部のマンションでは5割以下になってしまったところが多く、一般会計が大幅赤字になって繰越金が年々減少し、対応に苦慮したものです。

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