30代以下は年金をあてにしてない!「老後のお金」をもう考えてる?
と想定する人が多く、70歳代以降に定年をイメージされている方が多いのでしょうか。
70歳代の生活資金の想定
一方で70歳代の生活資金の想定を見てみると、「公的年金」が最も高く、67.7%。
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さらに、60歳代のアンケートと比較すると「個人年金」の割合も増加しており、老後の資金源の想定は労働収入から年金へとシフトしていることが分かります。
しかし、70歳代のアンケートでも39歳以下の若い世代は生活資金の想定を「公的年金」とする回答は4~5割台にとどまっています。一方で、「貯金」を資金と想定する割合は約半数超え。
花火 / PIXTA(ピクスタ)
少子高齢化社会を生きる若い世代は「年金だけをあてにしない」傾向が強いことがグラフから見て取れます。
■ どれくらいを希望?定年退職後の「賃金」
全世代で半数以上が”自分で稼いだ収入”を老後(60歳代)の生活資金と想定していることが明るみになった今回の調査。
そこで気になるのは再雇用後の収入額。
厚生労働省の「高年齢者の雇用・就業の現状と課題」によると、1000人以上の雇用者規模の企業において、定年後、継続雇用の際の給与水準が50%以上減少した、との回答が3割以上にのぼったというデータもあります。