30代以下は年金をあてにしてない!「老後のお金」をもう考えてる?
では、定年退職後の就労に関してみなさんどのくらいの時給を希望しているのでしょうか?
定年退職後就労時の希望時給額
回答者が60歳以上の場合、希望する時給額が低下する傾向があり、60~70歳代の半数が「1,000円未満、または1,300円未満の時給でも働き続けたい」と回答しています。
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確かに、定年後の給与は企業によってバラつきがあり、多くは正社員ではなく自社の正社員以外(嘱託社員・契約社員・パート)で雇用されることがほとんど。
他社へ再就職も厳しいとなると、自分の希望の時給より低い場合でも働き続けたいと思う人が多いことが窺えます。
■ 生涯現役社会の実現
現在70歳以上まで働ける企業の状況は、全国の常時雇用する労働者が31人以上の企業156,113社中、35,276社、割合にして22.6%にも上ります。
平均寿命が延びるに伴い、定年退職後の人生も延長。
それにより公的年金のみで退職後の生活費を賄うことは、少子化も背景にあることから不安は拭えません。
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一方で定年後に働き続けることに対しポジティブな姿勢がうかがえ、昔と比べると多趣味で若々しいイメージの高齢者たち。