避難用セットは玄関か寝室に!「防災グッズ」はどこに置けばいい?
筆者がお客様に収納でお困りのことを聞くと「防災グッズの置き場所」について聞かれることがあります。
災害時の備えとして防災グッズを用意することは一般的になりました。
防災グッズといっても、セットになっているものを購入されている方、水や缶詰などバラバラに準備されている方、あるいは屋外の物置に置かれている方など様々です。
多くはキッチンに食料品、その他を玄関収納やお部屋のクローゼットなどにまとめて置かれている方が多いのですが、多くの方にとって収納は十分ではないと感じていますし、持ち出しやすい=目立ちやすいからといって、玄関などに置くと雑然としてしまいますよね。
筆者も当初は正解がわかりませんでしたが、ヒアリングを重ねるうちに少しずつ答えが見えてきました。
というわけで今回は防災グッズをどこに置けばいいのかについて、ご紹介いたします。
■ 「防災グッズの設置場所」はどこにするのが一番正解?
防災の専門家に伺ってみたところ、住環境や生活者の属性、生活パターンなどで異なるため、すべての住居に当てはまる正解はないものの、以下の点を考慮すべきと意見をいただきました。
- 建物が倒壊してライフラインが断たれるような規模の災害では、まず避難することが大切
- 建物が崩れる場合は、1階部分が潰れることが多い
- 建物の南側は窓が多いことが多く、構造的に弱くなるため、南側に向かって潰れることが多い
この他に、海や川の近くだったり、周辺の土地より低くなっている環境では水害も考慮するなどが必要です。