せっかくマイホームを手に入れたのに転勤に!住宅ローン控除は受けられる?
せっかくマイホームを手に入れたのに、転勤の辞令が出てしまった。
働き盛りの世代にはよくあることです。
そんな場合、住宅ローン控除は受けられるのでしょうか?
■ ローン控除は原則受けられない
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基本的に、マイホームに住み続けないと、住宅ローン控除は受けることができません。
「住民票を移動しなければ適用になる」「毎週自宅に帰ってくれば控除される」と思っている人がいますが、それは間違っています。
国税庁によれば、「居住者が、住宅ローン等を利用して居住用家屋の新築もしくは取得または増改築等をした日から6カ月以内にその者の居住の用に供し、かつ、その年の12月31日まで引き続きその者の居住の用に供していること」が必要です。
転勤で本人が住み続けることができないと、上記の要件から外れてしまうので、住宅ローン控除は受けられない、という結論になります。
転勤するので第三者にマイホームを貸し出そうと考える人がいますが、この場合も控除ができなくなります。
■ 家族が住み続ければ、控除は受けられる
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どうしても、控除を継続して受けたいならば、自分だけ転勤する、つまり、単身赴任をすれば、引き続き受けることができます。