どんなにいい設備を導入しても、その温まった空気が外に逃げていっては元も子もありません。
できればお住まいの地域で設定されている断熱基準より1ランク上くらいにするとより良いでしょう。
■ 暖房をどうするか?
maroke / PIXTA(ピクスタ)
エアコンの温風がなかなか下まで届かず温まった気がしない。みなさんも経験されたことがあるのではないでしょうか。
これを解消するには、まず全館暖房にしていただくのがベストな考え方です。
全館暖房が予算的にはどうしても厳しいというかたは、吹き抜けのあるリビング空間をきちんと部屋として仕切れる構成とし、エアコンとガス温水式床暖房の併用して使用するのがよいでしょう。床部分の暖かさを維持できるようにすることが重要です。しっかり断熱がされているだけで大分良い温熱環境となるはずです。
断熱工法と暖房形式については様々なアプローチがあります。これらについてはまた別の機会をもうけて詳しく書かせていただこうと思っております。
いかがでしたか。この記事が吹き抜け空間を住まいで実現する後押しになれましたでしょうか?
「この設備があれば大丈夫!」