住宅の構造・工法のメリットとデメリット。理想の家にはどれが最適?
今回は、木造である「木造軸組工法」「ツーバイフォー工法」「鉄骨造」「鉄筋コンクリート造」について、その特徴を比較して解説していきます。
いざ家を建てるとなると、どの住宅の構造・工法で建てるのがふさわしいか、気になりますよね。
それぞれの住宅の構造・工法のメリットとデメリットを理解して、自分の家に取り入れたい性能を見つけてください。
■ 日本で最も一般的な「木造軸組工法」
ABC / PIXTA(ピクスタ)
柱や梁、筋かいなどの木材で骨組みをつくる「木造軸組工法」は、日本で最も一般的な建て方です。
構造上の制約が少なく、柱や壁の位置を調整しやすいため、設計や間取りの自由度が高く、変形敷地にも対応しやすい工法です。
また開口部も大きく取れるので、大きな窓も設置しやすく、増改築のための部材も充実しているといえます。
弱みとしては、湿気によるシロアリ対策が要ること、また、現場施工なので職人の腕で納まりや仕上げの精度に若干のバラつきがあることです。
ひとり君 / PIXTA(ピクスタ)
気密性・断熱性・遮音性に関しても、他の構造と比較すると劣るところがあるのが弱点です。
■ 木の箱型で支える「ツーバイフォー工法」