介護施設にもAI化の波が!「介護ロボット」ってなにするの?
これは、人が装着して使うロボットです。
着用者の背筋力をサポートし、筋力があまりなくても重量物の上げ下ろしを助けてくれます。
動力はモータではなく、非常に強い力で収縮する、空気圧式の人工筋肉を使用します。
介護者の負担の大きいベッドから車椅子への移乗に役立つロボットです。
■ 認知症診断が家庭で簡単にできるロボット
認知症は予防や早期発見によって進行を食い止めることができるといわれています。
SoutaBank / PIXTA(ピクスタ)
しかし、病院へ行くのを嫌がり、診断が遅れることは少なくありません。
そうした問題の解決策として、長崎大の小林透教授(情報工学)の研究グルーは人工知能(AI)を使って、認知症検査を行うロボットを開発しました。
ロボットは高齢者役に質問を出し、答えてもらうことで約10分で診断が終了。
結果はスマートフォンなどの端末に送信されます。
kou / PIXTA(ピクスタ)
診断には認知症検査の「改訂長谷川式簡易知能評価スケール」が採用されています。
■ 今後の課題は費用と職員の意識
ロボットの利用を控える要因として、やはり費用が考えられます。