「防火地域」「準防火地域」って?家を建てる時にどんな制限があるの?
「防火地域」「準防火地域」というワードを聞いたことがありますか?
これらは、火災が起きてしまったときにできる限り延焼しないようにという目的で、法律で定めたエリアのことです。
家づくりの際に初めて専門家から説明を受けたという方も少なくないかと思いますが、この決まりによって、建てられる家の階数が変わってくることをご存じでしょうか。
今回は、防火に関する規制と建てられる住宅への影響について解説いたします。
■ 「防火地域」「準防火地域」は都市計画法によって定められている!
ABC / PIXTA(ピクスタ)
この決まりは、“防火地域または準防火地域は、市街地における火災の危険を防除するため定める地域とする。”(都市計画法第9条20項)として、都市計画法によって定められた法律からによるものです。
簡単にいえば、建物が密集する地域で火災が起きたときに、できるだけ周辺に延焼しないようにしましょう、という法律といえます。
そのため、指定された地域に建物を建てる際には、建築基準法に基づいて、構造や材料、階数について制限を受けることになります。
■ 「防火地域」とはどのエリア?
「防火地域」