マンション管理最大の難関とは?【サラリーマン理事長、100年マンションを目指す】
管理組合が主体的かつ継続的にマンション管理を行っていく。
これこそが唯一の打開策であり、マンション管理は会社という組織に似ていると以前お伝えしました。
ただし、マンションと会社には大きな違いが2つあります。
1つ目は、マンションには目的やビジョンがないこと。
2つ目は、住んでいる人の種類がバラバラであること。
この2つは決定的に会社と違います。
Greyscale / PIXTA(ピクスタ)
大きさは違えど企業体であれば、基本的には会社の存続する目的やビジョン、年間の売り上げ目標などがあると思いますし、少なくとも従業員は全て同じ業界の方。
それがマンションという集合体になると、年代や職業はもちろん、なぜこのマンションに住んでいるか、どのように住まうかなど全ての理由がそれぞれの居住者ごとに異なります。
年齢は高齢者から子育て世代まで幅広く、職業も多種多様で建設業界の方もいれば、スポーツ選手もいて、IT社長や書道も先生がいる、といったことが当たり前に起こりえます。
これは会社では絶対に起こりえないことで、マンションと会社の大きな違いです。
違う見方をすると、業界用語が通用しない、つまり共通言語が存在しない。