雨どいをつける?つけない?大いに悩んだ結果…【住宅ライターの家づくり】
雨どいをつけるかつけないかは「必要か不必要か」というより「デザインをとるか機能を取るか」という議論に近かったと思います。
大雨の日。土砂降りの日。雨どいがないと大量の水が流れ落ちてきて大変なんじゃないか、というのが夫の懸念事項でした。
東北の山親父 / PIXTA(ピクスタ)
その日から夫は、通勤時、さまざまなルートを通って仕事に通い、雨どいのない家を探すようになりました。
そして毎日帰ってくるなり「雨どいのない家なんて一軒もないよ。やっぱり必要だよ」と言います。
一方、デザイン重視の私は、雨どいがなくても平気なんじゃないかと考えていました。
雨が落ちてくるのは一方向で家の前、玄関前のみ。
大雨の日に好んで出かけたりはしませんから、外出は最低限です。
出入りするときは多少の雨水を浴びることになりますが、それも一瞬。
金子忠利 / PIXTA(ピクスタ)
ウッドデッキに上がれば、そこは屋根の下。
広いウッドデッキの上なら、傘をたたんだり、レインウェアを脱いだりするのは容易です。
雨どいをつけるかつけないか、2週間ほど家庭内で話し合いましたが、平行線。
そのまま再び建築家と工務店との次の打合せに臨みました。