住宅ローン。これだけは知っておきたい10のキーワード・3【団体信用生命保険】
団体信用生命保険は、住宅ローンの借入者が返済途中で死亡してしまう、高度障害になってしまうなどのリスクを、保険金によってカバーし、住宅ローンの残債を完全に返済することを目的としています。
1回目は「固定金利と変動金利」について、2回目は「繰り上げ返済」についてご紹介しました。
今回は「団体信用生命保険」についてご紹介します。
団体信用生命保険における保険料・特約料は、年末調整や確定申告の所得控除(生命保険料控除)の対象外となっています。
住宅ローン契約時に加入が義務付けられていることが多く、住宅ローンと一緒に申し込みをすることが多いため、保障内容の把握が十分にできていない人が大半です。
今回は、その内容をおさらいします。
■ 団体信用生命保険の種類
shimanto / PIXTA(ピクスタ)
団体信用生命保険の場合、金融機関が住宅ローンを組んで購入した被保険者と保険会社の間に入り、契約します。
いくつかの種類があり、特徴が異なります。
1. 機構団体信用生命保険(機構団信)
住宅金融支援機構が住宅ローン「フラット35」加入者に対して提供している保険です。
加入は任意で、保障期間は最長で満80歳の誕生日が属する月の末日までとなります。