マンションの修繕積立金が安い物件は要注意!?管理費との違いは
住宅は何もせずに放っておくと老朽化していくため、適切な維持管理が必要です。
そのために「修繕積立金」や「管理費」を区分所有者から徴収します。
マンションの場合は、日々の小さなメンテナンスに加え、数年から数十年ごとに必要になる外壁塗装や屋根の防水などの大規模な修繕工事や改修工事をあらかじめ計画して行います。
ここではマンションの修繕費に関して詳しく解説します。
■ 1. マンション購入後にかかる管理費と修繕積立金
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マンションを購入した後は、毎月「管理費」と「修繕積立金」がかかるのが普通です。それぞれの内容について確認しましょう。
1-1管理費と修繕積立金とはなにか
管理費とは、マンションで快適に生活するための費用です。
管理会社に支払う委託業務費、管理組合の運営に要する費用、共用部分の火災保険料、地震保険料、損害保険料などがマンションの管理費から拠出されます。
また、日常の清掃費やエレベーター、防犯カメラの設備点検費なども管理費から支払われます。
定期的に行われる大規模修繕・改修工事などに使うためのお金が修繕積立金で、管理費とは別に積み立てます。