住宅ローンの基本。3つの金利のタイプと2つの返済法について学ぶ
住宅ローンの金利には「全期間固定型」「変動金利型」「固定金利期間選択型」の3種類があります。同じ金額を借り入れたとしても、どれを選ぶかによって毎月の返済額や総返済額が変わってくることに。
ここでは、それぞれの特徴に加え、「元利均等返済」と「元金均等返済」の2種類の返済方法の組み合わせについて学びましょう。ファイナンシャルプランナー・畠中雅子さんのアドバイスを交えながら、説明していきます。
■ 金利の種類によって、メリットとデメリットがある
景気の変動に関係なく、返済期間中ずっと金利が変わらない「全期間固定金利型」は返済総額が明確なのが何よりのメリットです。ただし、金利そのものは「変動金利型」「固定金利選択型」に比べると高めに設定されている点には留意が必要です。
これまでを振り返ってみると、「金利が上がる」と繰り返し言われながらも、20年以上空前の低金利が続き、変動金利が有利な状況が続いています。
「金利の変動が心配な人はもちろん、住宅ロ-ンを借りづらい事情がある人は『フラット35』の検討も。
物件に対して融資を行うため、審査面で融通がきく場合があります」
金利が変動しないことを選ぶか、少しでも金利が安いことを優先するか、冷静に判断しましょう。