意識すれば感情の見抜き上手になれる「相手の話を聞く4レベル」
きょうご紹介したいのは、『人は感情でモノを買う』(伊勢隆一郎著、フォレスト出版)。
インターネットを利用したマーケティング手法によリ、12時間で5億円を売り上げた実績を持つ著者が、“見えない相手の感情”を見抜く方法を明かした一冊です。
さまざまな角度から持論を展開しているなかから、ネットビジネスに限らずあらゆる業種に応用できそうな「『相手の話を聞く4レベル』で、相手の感情を見抜く訓練をする」に焦点を当ててみましょう。
■レベルを設定した理由
簡単そうに見えて、人の話を聞くことは思った以上に難かしいもの。著者はそう指摘しています。
なぜなら多くの人が、「聞くことくらい、普通にできている」と思っているから。
でも実際には、聞いているようでいて、「次に自分はなにをいおうか」と考えていたりするもの。しかし、それでは相手の感情を見抜けなくて当然です。
そこで著者は、聞くことについて「相手の話を聞く4レベル」を設定しているのだそうです。
■相手の話を聞く4レベル
[レベル0]:まったく聞いていない
これは、相手の話を聞いているようで、実はまったく聞いていない状態。
このレベルだと相手のことばが耳を素通りしているだけで、理解しておらず、理解しようとすらしていないといいます。