くらし情報『1トンの大気が偏頭痛を呼ぶ?気象と人体に関する都市伝説を解明』

2015年8月17日 18:00

1トンの大気が偏頭痛を呼ぶ?気象と人体に関する都市伝説を解明

いまだに賛否両論あるテーマです。

■2:気圧が低くなると頭痛がする――【真】

理由なく気分が落ち込んでいるとしたら、それは気圧のせいかもしれません。なにしろ、私たちの頭の上には、常に1トンもの大気が浮かんでいるのです。

獨協医科大学の木元一仁氏率いる研究チームは、28人の偏頭痛患者に1年間、頭痛の症状を日記につけてもらい、毎日の気圧状態と比較する研究を行いました。そして、頭痛が気圧の低下とかなりの頻度で一致することを発見したのです。

このほかに気圧の状態と鎮痛剤の売上を比較した研究もあり、そこでは気圧の低下に反比例して鎮痛剤の売上が上がっていることが証明されています。

気圧の低下が、平衡感覚をつかさどるシステムを崩壊させることがその理由ではないかと考えられています。

■3:寒い時期は心臓発作が増える――【真】

冬は心臓発作が増加します。
中国のある研究によると、心臓疾患による死亡が、春と夏に比較して40%も上昇するといいます。

数十年にわたる研究にも関わらず、ちゃんとした理由はわかっていません。しかし中国では、気温が低くなると血圧が上がるようだという研究結果もあります。血圧の上昇は心臓発作のリスクを高める一因として知られていますから、このあたりに理由があるようです。

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