1トンの大気が偏頭痛を呼ぶ?気象と人体に関する都市伝説を解明
■4:気候がよい時には男の子を妊娠する――【真の可能性が高い】
どんな状況下でも、男女が生まれる確率は半々だと思っている人が大半でしょう。しかしその確率は気候にも左右されているというのです。
北半球では、平年よりも暖かい年は男の子を妊娠する傾向が強いとされています。また、1952年にロンドンで発生した大規模な大気汚染公害“ロンドン・スモッグ”の期間は非常に寒く、その9か月後に誕生した赤ちゃんは、女の子が多かったという報告もあります。
なぜこのようなことが起きるのかは、まったくの謎です。気温がホルモンバランスや精子の産生具合を変えているかもしれません。人間が環境に適応し“種”を維持するための工夫だ、と考える人もいます。
とはいえ影響は軽微なものであり、地域によっても異なります。
学問的にはとてもおもしろいテーマですが、家族計画に応用できるようなものでは……ないようです。
■5:太陽光線のせいで亡くなる人がいる―【真の可能性が高い】
太陽は地球に絶えず“磁気嵐”や“宇宙線”と呼ばれる高エネルギー粒子を浴びせています。私たちは地球の大気に守られているはずですが、実は防ぎきれていないようなのです。