天才児を育むには9歳までの子育てが肝心!地頭鍛える37の秘訣
……なんて、遺伝子のせいにしたくなりますよね。
ところが書かれている37の秘訣は、すべて誰にでもできること。決して、特別なことではないのです。「9歳までに」というタイトルは焦りを感じさせますが、栄美子さんは「子どもが何歳であれ、思い立ったが吉日」と鷹揚です。
しかも翔くん、歩き始めたのは、1歳5か月という出遅れ組。優秀な指導者でもある栄美子さんでも、育児書どおりに発達しない息子に心配することもあったようで、一気に親近感がわいてきます。
■絵本の読み聞かせが心を育み知への扉を開く
読み聞かせを実践している方は多いでしょうが、栄美子さんも翔くんが生後3カ月から始めたそうです。「なーんだ、そんなこと」と思った方、もう少しおつきあいください。
「どんな本を、どんな声のトーンで、どんな姿勢で行っているかを意識して読み聞かせていますか?」
「お子さんの表情を確認しながら読んであげていますか?」
「同じ本を何度も読んでほしいとせがまれたら、どうしますか?」
本書ではそうした、「細かいけれど大切なポイント」を秘訣としてていねいに紹介しています。
子どもの脳によい刺激を与える読み聞かせは、親子ともに楽しい時間を過ごし、子どもの自己肯定感を高める時間として大切。