宝くじを買うのは本当に損?統計学で手元に戻ってくる金額が判明
2013年に『『統計学が最強の学問である』がベストセラーになって以来、統計学ブームが続いています。
たしかに社会が複雑になればなるほど、感覚だけで判断できることは少なくなるもの。だからこそ、統計学に基づいた判断が必要とされるのかもしれません。
とはいえ難しそうな印象もあるだけに、多くの人にとっては手を出しにくい領域でもあります。
そこでおすすめしたいのが、『統計力クイズ: そのデータから何が読みとれるのか?』(涌井良幸著、実務教育出版)。
身の回りのさまざまな統計現象に焦点を当て、経験や直感だけでなく、統計的なセンスによってどれだけ正しい判断ができるのかをクイズ形式でチェックしようというもの。
統計学とはどんなものかを、無理なく理解できるというわけです。きょうはそのなかから、宝くじに関するクイズをご紹介しましょう。
■宝くじは、買えば買うほど損をする?儲かる?
(1)「買えば買うほど損をする」のが統計的事実だ
(2)少ない枚数では当たりハズレもあるが、たくさん買えば高額当選金が当たる確率は高くなり、結果的に儲かる確率も高くなる
さて、統計学的には上記のどちらが正解なのでしょうか?
■宝くじの「戻ってくる金額」