新規事業は何をやるべき?既存事業を「5W2H」で定義がベスト
『はじめての社内起業 「考え方・動き方・通し方」実践ノウハウ』(石川 明著、U-CAN)の著者は、総合情報サイト「All About」を社内起業した経験を持つ人物。
本書ではそんな経験をもとに、社内で新規事業を立ち上げることの重要性を説いているわけです。
たしかに社内での新規事業立ち上げには、資金面でも人材面でも信用という側面においても、独立起業にはない安心感があります。
ただし問題は、新規事業の検討領域が指定されていない場合、どこから手をつけたらよいのかわからないということではないでしょうか?
■まず既存事業を起点にして考える
その点について著者は、「新規事業の場合のベストな方法は、既存事業を起点にして考えること」だと主張しています。
そしてそのうえで、既存事業とはどんな事業なのかを改めて定義してみる。そうすることで、新規事業と既存事業の違いも明確化できるといいます。
なお以後の仕方はいろいろありますが、著者の場合は「5W2H」の枠組みを使って定義しているのだとか。
■既存事業は“5W2H”で定義する
[1]Who:誰に(購買者)・誰が(利用者)・誰と(取引先、協業先)