有資格者は全国1万人以上!遺族を助ける「遺品整理士」が急増中
給料も、通常の会社員と同等以上はもらえるようです。今年だけでも約3,000名の遺品整理士が誕生し、活躍しています。
また、資格について毎日30件以上の問い合わせがあるそうです。現在は民間資格ですが、将来的に国の認定資格化を目指しているとか。遺品整理士はこれからますます需要が高まり、活躍していきそうです。
■ゴミ屋敷や孤独死現場の依頼もある
安定した仕事が見込まれる遺品整理士ですが、過酷な現場に立ち会うこともあります。たとえばゴミ屋敷と呼ばれる、物であふれかえった家。ゴミ屋敷といえども故人の思い出や貴重品は必ずあるため、整理や分別だけでも大変な作業です。
また、年々増えているといわれる中高齢者の孤独死の現場への依頼も。もちろん警察の捜査後なので遺体はありませんが、かなりきつい匂いが残っている場合が多く、匂いの除去だけで3~4日ほどかかるといいます。
しかも除去後、一度消したはずの匂いが戻ってくることがあるので、1カ月近くの時間が必要な場合もあるのだとか。ちなみに匂いの除去や特殊清掃は、遺品整理士認定協会の関連会社「事件現場特殊清掃センター」の「事件現場特殊清掃士」の資格を持った専門家たちが動きます。