仕事が辛いときは寝よう!20分の「昼寝」でストレスに強くなる
一方で、環境ビデオを見たグループの人たちは、早い時間に諦めてしまいました。
つまり、昼寝をしたグループは、「タスクが解けない」というストレスに対して、より高い忍耐力を示したことになります。
さらに、アンケートへの答えからも、衝動的な行動をとる思いに駆られることが、昼寝をしたグループの方が、環境ビデオのグループよりも低いことがわかりました。
■昼寝ができれば業績アップも?
この研究を率いたミシガン大学博士課程の学生であるジェニファー・ゴールドシュミットさんは、「今回の実験はとても小規模なため、誰にも普遍的に当てはまるわけではないかもしれない」としつつも、昼寝の効果を知り、これを効果的に活用するためには貴重なデータだと話します。
この研究結果から、難しいタスクやフラストレーションがたまるようなタスクをするには、睡眠が有効であることがわかります。
シュミットさんはまた、職場で仮眠が取れるような環境をつくることで、安全性や生産性が高まる可能性を指摘。企業にとって安上がりな業績改善に向けた戦略になりえるとしています。
■昼寝は20~30分でも大丈夫!
この実験では、昼寝時間は60分としましたが、通常の会社員であれば、60分のシエスタ・タイムなんてとても不可能ですよね。