なぜ私達は四階は「しかい」と読まない?階数の数え方の謎に迫る
歴史的には「十」の発音はもともと「ジフ」で、そこから「ジッ」となったといいます。
しかし一方で「ジュウ」にも変化したため、現在「十」の表記は「ジッ」と「ジュッ」の2とおりあるのだということ。
だからNHKの放送でも、伝統的な「ジッ」を優先しているものの、「ジュッ」も認めているのだとか。
数の読み方すべてにルールがあるなら問題ないものの、そうはいかないから難しいということ。そこが、日本語の難しいところかもしれません。
(文/印南敦史)
【参考】
※NHKアナウンス室(2015)『「サバを読む」の「サバ」の正体: NHK 気になることば』新潮社