日本のトップ1%の年収は1300万円?統計データでわかる真実
そこでピケティ氏に関する多くのコンテンツは、格差是正の必要性を訴えるのです。
しかし、こうしたコンテンツを消費している人の大半が、「トップ1%の人とは具体的にどんな人なのか」をイメージできていないと著者はいいます。
でも情報を使いこなせる人は、それを具体的なイメージに落とし込めるはず。
■情報確認する時はまず統計データを当たろう
では日本において、ピケティ氏がいう1%という富裕層はどのような人たちのことなのでしょうか?この問いについてある識者が「1,300万円」と答えたところ、多くの人が「そんなはずがない」と反論したそうです。
たしかに、世界屈指の経済大国のトップ1%の年収が1,300万円とは信じがたいですが、日本の場合は必ずしもそうではないとか。
そして著者は、こうした情報を確認するためには統計データに当たることが大切だとしています。なぜならビジネスや投資で成功する人は、必ずデータを確認するものだから。
■日本のトップ1%が年収1,300万円はかなり現実的
国税庁の調べによると、日本における給与所得者の上位1%は1,500万円以上。
厚労省が行っている国民生活基礎調査では、上位1%は2,000万円から。