ランニングするなら「3~5kmを週2回」が最も健康にいい理由
先日、東京マラソンの当選者が発表されました。「マラソンなんて長距離は無理」と消極的な気分になっているランナーも多いかもしれませんが、そんな人に朗報です。
最近発表されたメタ分析研究で、健康のためには、ランニングの距離は週10km弱程度にしておいた方がいいということが明らかになったのです。
■ベストは3km強~5km弱を週2回
研究結果を発表したのは、アメリカの著名総合病院メイヨー・クリニックの専門家チームです。
この研究は、過去30年にわたるエクササイズに関する研究結果や、何千人ものランナーのデータを分析したもの。その分析結果によると、ランニングから健康面でもっとも恩恵を受けるのは、2~3マイル(約3.2~4.8km)を週2回程度走った場合だったというのです。
■3~6年も延命する可能性もある!
3~5kmを週2回走った場合に得られる効果は、適切な体重、血圧低下、血糖値の改善、特定のがんや呼吸器系の病気・脳卒中・心臓病などのリスク低減などです。
さらに、あらゆる死因による死亡リスクが低下し、3~6年程度長生きできる可能性があることもわかりました。
また、長距離ランナーはどうしても怪我をしがちですが、3~5kmを週2回程度走るランナーの場合、のちのち歳をとったときに出てくる、体を酷使したことによる怪我のリスクが抑えられることがわかったといいます。