なぜ「日本はなんでも値段が高い」とドイツ人に誤解されるのか?
■「日本=高い」というイメージの秘密
つまりドイツでは、東京の家賃の高さや、「高級寿司店では値段が書かれていないことがある」などの情報ばかりが報道されているから。
安いお店には触れられることがないそれらの情報を聞いて、「日本は“なんでも”高い」と思ってしまうというのです。
マスコミの影響力はどこの国でも大きいので、仕方がないことだともいえるでしょう。けれど、だからこそ「休みお店もある」ことも報道してほしいところではあります。
■ドイツは日本以上にお金がかかる?
しかも問題は、決して日本だけが高いわけではないということ。
たとえば食事に関しては、むしろ日本の方がドイツよりもリーズナルブな値段でランチできるお店が多いのだといいます。
日本で「1,000円のランチ」というと、豪華で贅沢だと感じる人も少なくないはず。
でもドイツでは外食というと、日本以上にお金がかかるものなのだそうです。
いちばん顕著な例が、日本ではお水が無料で提供されること。私たちはそれを当然のことだと考えてもいますし、だからランチの際にも料理だけを頼めばいいわけです。つまり、お財布にもやさしいということ。