パスワードは3つに分けて!家族が困らない「デジタル遺品」管理
『「デジタル遺品」が危ない: そのパソコン遺して逝けますか?』(萩原栄幸著、ポプラ社)というタイトルを見てドキッとした方は、決して少なくないはず。
パソコンやスマホ内の写真・文章、ブログ・SNS、ネット上の金銭取引、パスワードなどに代表される「デジタル遺品」をきちんと管理しておかないまま亡くなると、残された家族に大きな負担がかかってしまうからです。
そこで、「そのとき」のためにどうしておくべきかを解説しているのが本書。
しかしその場合、いちばん気になるのはパスワードの管理ではないでしょうか?
■パスワードは重要度別に3つに分ける
1つのパスワードを使いまわすことの危険性は、いまや広く知られています。しかし現実的に、複数のパスワードを管理することは困難です。
そこで著者がおすすめしているのは、パスワードを重要度別に3つに分けること。
[A]絶対に重要なパスワード
[B]2番目に(そこそこ)重要なパスワード
[C]他人に盗まれても実害のない、あっても極めて軽微なパスワード
の3つに分けて管理するというわけです。
■それぞれのパスワードの使い分け方
[A]絶対に重要なパスワード
まずAは、業務に関するものと、お金に直接関係するもの。