ポイントは原価?大富豪に共通する「支払いスタイル」が明らかに
彼らの多くは、原価について疑問を感じたら、聞きづらいことでも単刀直入に質問してくるもの。しかしそれも、「財布の紐を緩めるのは、値段に納得してから」という考え方があるから。
また、「これの原価はおそらく100万円くらいのはず。なのに、なぜ1,980万円でも売れるのか。自分のビジネスにも取り入れられないだろうか」という発想も持つそうです。
なぜなら原価を知るということは、価格の裏側にある事情を知るということだから。
■手間隙かけられていればOK
しかしその一方、私たちには手が届かない高額な商品であっても、それが手間隙かけてつくられたものであれば、あっさり購入を決めてしまうのも大富豪の特徴だと著者は指摘しています。
たとえば1杯5,000円もするようなコーヒーでも、とても希少な豆を使っていて、それを手間隙かけて焙煎し、専用の機器を用いて一流のバリスタが1杯ずつていねいにドリップし、もちろん味も香りも格別だということであれば、喜んでお金を払うというのです。
もし仮に、それほど原価がかかっていないと判断したとしても、手間や技術、時間、サービスなどに価値を見出すことができれば、納得して購入するということ。