「第3の場所」提供で差別化!高くても売れるスターバックス戦略
b. お客様には笑顔で接し(コミュニケーション)、安らぎを持っていただくこと。また行きたくなる雰囲気をつくること。
c. そんなサービスを、おしゃれな店舗で提供していこう。
つまり、どれが欠けてもスターバックスというブランドはできあがらないというわけです。
(2)顧客の信頼を得る
ミッションに込められたメッセージは、「顧客との信頼関係を構築する」ということ。人と人との信頼関係は、約束を守ることからはじまるのです。
そしてスタバが値下げをしないのは、「価格も顧客との約束」だと考えるから。値下げすれば「値下げ前の価格はなんだったんだ?」という不信感が生まれるので、それは避けなければならないということです。
5万円したコートがバーゲンで半額になるということは、「5万円は高すぎました」と弁解しているのと同じ。それは、ブランド構築にはつながらない行動だというわけです。
(3)サービスでこたえる
価格で商品(コーヒー)を売るのではなく、サービスを売っているのがスタバ。
そして、そのサービスこそ第3の場所(サードプレイス=家と職場の中間地点)の提供。自宅でもなく、オフィスや学校でもない場所としての機能性です。