商品を売るときはどうすればいい?知っておきたい3C分析の基本
でも、果物商だった専務がいて、実は果物に強い」、これが、自社分析。
「どうやら我々の主要顧客である40代では、せんべいよりも飴の需要が上がっているみたいだ。PM2.5の影響でみんなのどが痛くて、最近は飴をなめるらしいぞ。しかも、のど飴には飽きていて、味のバラエティが求められているらしい」、これが顧客分析。
そして、「老舗の飴のメーカーがこぞって新製品を発売してきた。でも果実味はない」、これが競合分析。
■分析からどのように戦略をまとめる?
では、これらの分析から導き出される新製品の特徴とは、どのようなものでしょうか?
「自社は果物に強い。ターゲットの市場は伸びている。
新しい味も受け入れられそうだ。ライバルの商品に果物味の飴はない。じゃあ、果物味の商品をつくろう!きっと売れるし、もうかるに違いない」となるということ。
もちろんこれは一例であり、実際にはもっと細かく数字で特定していく必要があるでしょう。
「40代は市場で唯一伸びている。伸び率は年10%だから、ここに参入しない手はない。かつ、40代で、フルーツ味の飴が好きな人が半分くらいいるということがわかった。この層の飴の消費の10%をとれれば収益が上がりそうだ。