優れたリーダーが自ら強化&改善に取り組むべき「三要素」とは?
そう主張する著者は、リーダーが最低限知っておくべきカテゴリーを、3つに分けて紹介しています。
それは、「知力」「体力」「気力」に関わる属性。優れたリーダーたちは、この三要素に磨きをかけるため、日々努力を重ねているのだとか。
また、この三要素は独立して機能するものではなく、掛け算のような関連性があるのだといいます。その掛け算の結果が、その人が発揮できるリーダーシップに関する潜在能力の大きさを示すということ。
■重要なのは三要素の強化と改善
ところでお気付きのとおり、この三要素は決して意外性の高いものではなく、それどころかきわめて常識的なもの。
しかし、あまりに常識的すぎるため、磨きをかけることを忘れてしまいがちな事柄でもあるといいます。
たとえば優れたリーダーたちは、数々の修羅場を経験しているもの。
そんなとき、この三要素が鍵になるといいます。
困難な状況に直面したとき、正面から向き合って取り組んでみれば、自分の本当の強みと弱みを認識できるもの。その強みと弱みの根元が、この三要素のいずれかにあるということに気づいた人は、誰かにいわれることもなく、自らその強化と改善に取り組むということです。