優れたリーダーが自ら強化&改善に取り組むべき「三要素」とは?
企業で働くビジネスパーソンであっても、スポーツ選手のように心身を鍛えることが求められているわけです。
ちなみに著者は研修の場などで、リーダーに求められる頭の要件を車のエンジンにたとえているのだそうです。
回転の速い頭は、いわば回転数が高域まで出せるエンジン。しかし同時に、強い頭であることも重要。高速回転のまま、長時間回し続けられるエンジンであるかどうかということです。
そして、高回転させながら頭を長時間使えるようになるためには、知力を鍛えることだけではなく、エンジンを回し続けるだけのガソリンを補給することも必要。つまり、このガソリンにあたるものが体力です。
■気力はマインドフルネスの中核
気力とは、情動的な働きのこと。
エモーショナル・インテリジェンス、あるいは心の知能指数として知られている要素だそうです。
今後、マインドフルなリーダーがますます求められるようになる背景と、この情動的な働きには密接な関係があるのだとか。そしてそれは背景だけではなく、マインドフルネスの中核をなす要素でもあるのだといいます。
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著者がいうように、マインドフルネスの実体は簡潔でシンプル。
しかしシンプルだからこそ、リーダーもしくは将来のリーダーにとっては応用範囲が広そうでもあります。