発想の転換で説得力が増す!数字を効果的に見せる心理テクニック
タイトルからも明らかなとおり、『あなたの「影響力」が武器となる101の心理テクニック』(神岡真司著、フォレスト出版)は「影響力」をテーマにした書籍です。
著者によれば、「影響力」はビジネスシーンにおける交渉の場で力を発揮するもの。そして、自分自身に大きな見返りをもたらすもの。そのような考え方に基づいて書かれているわけです。
しかし、そもそもこの場合の「影響力」とはなにを指しているのでしょうか?
この疑問についての答えは、「自分自身の行動の変化によって、相手の行動に影響をおよぼす力のこと」だというもの。
たとえば、ちょっとした言葉の使い方、表情や動作を見分ける力、人の習性の理解、そして、どんな振る舞いをすれば相手にどんな影響がおよぶのか。
それらを把握することこそが、影響力を呼び起こす重要な段取りなのだという考え方です。
■影響力が生み出すメリット
そして著者は、影響力を上手に行使することによって、次のようにさまざまな効果が期待できると主張しています。
・自分の正直な気持ちを他人に上手に伝えられるようになる
・自分の心と体を、他人からの理不尽な攻撃から守れるようになる
・人間関係の対立から縁遠くなる
・合理的な判断によって、周囲からの協力が得やすくなり、仕事の効率が上がる
・人格が向上し、周囲から頼られ、認められる存在になる
・男女間の感情のすれ違いを防げる
・邪悪な人物からコントロールされることなく、自律的な行動ができるようになる
・「お金」