幸せに生きていくために良い流れで循環させるべき「3つの能力」
同じく、好奇心や想像力がどんどんふくらんだり、結果を出して周囲からほめられたり、感謝されたりすることによっても、ポジティブ感情は生まれるもの。
それだけでなく自信もつくので、全体的な心の安定につながるといいます。
「得意なことを伸ばす」のが大切である一方には、「苦手なことを克服することが大事」という意見もあります。しかし著者は、この考え方に賛同できないそうです。
なぜなら得意なことと違って、苦手なことはどんなに努力したとしても、せいぜい人並みレベルくらいにしか引き上げることができないからだとか。
だとすれば、苦手なことの克服に時間とエネルギーを使うより、得意なことを伸ばすために時間を有効活用した方が、はるかに生産的で賢明だということです。
■短所に目を向けない
また精神的な意味においても、あまり自分の短所やネガティブなことにばかり目を向けていると、うまくいかないことの連続になってしまいがち。そして、劣等感などのネガティブ感情ばかり味わうことになるといいます。
もちろん「苦手なことを克服した」という体験は、自信につながるもの。
しかし苦手なことに意識を集中させると、全体的には自尊感情を低下させてしまうこともあるのだとか。