上司に理解されない悩みがなくなる「自工程完結」6つのポイント
手順やルールには、なぜそうするのか「ワケ」があるのに、勝手に判断してしまう。
そこで、このような「一生懸命やっているのに上司から理解されない」という理不尽な状態を起こさせないための取り組みが「自工程完結」だということです。
ここで重要なのは、すべての仕事には必ず、うまくいく仕事の進め方=「工程」があるということ。それをしっかり洗い出しているか、ぼんやりとしたなかで仕事をしているかの違いです。
そしてスタッフ部門の仕事の「工程」とは、「意思決定」だと著者はいいます。資料づくりでも企画でも営業でも、なんらかのアウトプットを出していく途中にはいくつもの「意思決定」が存在するもの。それらが積み重なって、最終的なアウトプットが出てきているというわけです。
では、正しい「意思決定」をするためにはなにが必要なのでしょうか?最終的に正しいアウトプットを出すためには、なにが必要になるのでしょうか?
この問いに答えるために著者は、スタッフ部門の仕事における「自工程完結」のポイントを挙げています。
■ポイント1:「目的・ゴール」をはっきりさせる
「目的・ゴール」を認識していると、「部分最適」を避けることができるといいます。