老後も不安な状況で生き残るには「もうひとつ給料袋を持つ」こと
だとすれば日本のサラリーマンは、我慢し続けるしかないのでしょうか?
しかし、そんな厳しい状況のなかでも生き残り、自分や大切な家族を守っていけるだけの強力な方法があるといいます。
そのひとつが、著者の言葉を借りるなら“お金を生み出すマシン”。
つまり、会社からもらう給料袋とは別にもうひとつ、新たな給料袋を持つということだといいます。
出世レースに精を出す時間やパワーがあるならば、もうひとつの給料袋をつくり出す作業、給料袋の中身を増やす作業に力を注いだ方が、ずっと簡単にお金を増やすことができるという考え方です。
そのために大切なのは、自分のなかに「投資」の発想を持つこと。
■でも収入増で副業はやめた方がいい
会社とは別に収入を増やしたいとき、多くの人が考えるのは副業です。
たとえば自分の趣味や特技を情報商材とする「週末起業」や、会社の終業後に働く「アルバイト」などがそれ。
しかし著者は、副業とは自分の時間を売って稼ぐことにほかならないと指摘しています。
なぜなら副業は、常に「就業以外の時間を使って行う」という条件つきだから。サラリーマンである以上は、時間というものがまず中心にあり、どこまでいってもその制約を越えることはできないわけです。