潜在能力を引き出したい?それなら目標を「数字」に置き換えよう
『フツーの会社員だった僕が、青山学院大学を箱根駅伝優勝に導いた47の言葉』(原晋著、アスコム)の著者は、青山学院大学体育会陸上競技部長距離ブロック監督。
2015年には、青学を史上初となる箱根駅伝総合優勝に輝いて話題を呼んだだけに、記憶に残っているという方も少なくないはずです。
しかしながら、そこに至るまでの経緯は決して安泰とはいえなかったようです。というよりも、かなり遠回りをしてきたような印象すらあります。
広島県三原市生まれ。世羅高校から中京大学に進学してからは、暇さえあればパチンコ屋に通い、彼女とのデートに精を出す日々だったのだとか。
どこにでもいるような大学生だったということになるでしょうが、ともあれ、「このままではいけない」との思いから大学3年のときに全日本インカレの5000mで3位に入るのが精一杯だったといいます。
しかも卒業後は陸上競技部第一期生として中国電力に進んだものの、足の故障により、5年目にして競技生活から引退。
以後はサラリーマンとして新たなスタートを切ることとなり、電気の検針や料金の集金などの業務を経て、営業マンとして能力を開花させたのだといいます。