日本と違って一人では書かない!アメリカのシナリオライター事情
■日米で層の厚さや視聴者に違いが
なんといっても、アメリカは視聴者の層が厚い!
アメリカ国内だけでなく、英語圏の他の国や日本でも放送されているアメリカのドラマや映画は、見ている人の数も桁違いです。そのためかけられる予算も大きく、アメリカのシナリオライターの方が食べていける可能性は大きそうです。
また世界中からシナリオライター希望者が押し寄せるため、競争も熾烈です。
エージェントに入って、上司に気に入られて、局で適切な打ち合わせをした上で、シナリオを納品しなくてはなりません。いい台本を書けば、仕事が無尽蔵にやってくるわけではなく、強烈なコネや人脈も必要になってくる世界。シナリオライターとして生き抜くには、サバイバル精神が必要なようです。
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英語がネイティブレベルでできるなら、アメリカのシナリオライターを目指すのも夢があるでしょう。
また日本なら、日本独自のローカル文化に精通したシナリオが必要です。
昔のドラゴンクエストなどは、神話の名前をモンスターやアイテムにつけるなど、教養が必要とされていました。ゲームや漫画、ドラマだけでなく、音楽や文学、芸術などの幅広い教養を必要とされる仕事です。