1000人の投資家集団が失敗事例から語る「不動産投資」の基本
を伝え、それに見合った広告を出してもらい、買い手を紹介されて売却となるわけです。
そして購入時の金額と売却するときの差益がプラスであればキャピタルゲインとなり、マイナスならキャピタルロスとなるということ。
もちろん世間の経済状況にも左右されるでしょうが、しっかり勉強し、必要ならコンサルティングなどプロのアドバイスに耳を傾けることが大切。
そうすれば、好景気でも安く購入することや、不況でも利益を出して売却することが可能だと著者はいいます。
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こうした基本をベースに、以後の章では数多くの失敗事例が具体的に紹介されています。
「不動産屋さんと会話がかみあわなかった」というようなコミュニケーションの問題から、「部屋のなかで孤独死が発生してしまった」というようなシリアスな話までさまざま。
不動産投資に関心があるなら、手にとってみればきっと役に立つ内容だと思います。
(文/書評家・印南敦史)
【参考】
※ふどうさんぽ(2015)『失敗事例に学ぶ! 「不動産投資」成功の教科書』日本実業出版社