くらし情報『4年後の2020年には「誰もが下流に転落してしまう恐れ」が?』

4年後の2020年には「誰もが下流に転落してしまう恐れ」が?

大多数の世帯が中流に届かない所得水準で暮らし、いまや6人に1人が貧困だというのです。

また、高齢者世帯の平均所得金額は300万5,000円と年々下がり、加えて生活保護受給世帯数は15年9月時点で162万9,598世帯と過去最多を更新しています。

アベノミクスで景気回復の兆しが見えはじめたといわれますが、その裏では自治体の援助なしでは暮らしが立ち行かない貧困層が年々増加しています。それを押し上げているのが高齢者で、高齢者が下流へと転落する流れは加速しているといいます。

さらに、最近の若者は「お金持ちなんかには絶対なれない」とはなから諦めている人も少なくないとか。

「物を持つこと=豊か」という図式は価値観が多様化し、まったく成り立たなくなっています。とくに外食、車、国内旅行など、かつては中流ビジネスとして発展した産業は、消費の中核を担う若者の貧困化が原因で疲弊しているのが実状です。

いまやひと握りの「上流」と、その他大勢の「下流」しかイメージできなくなっているというのです

■「一億総活躍社会」のカラクリとは?

下流化した「中流」層が増えている状況下で、安倍首相は2015年9月に経済政策「アベノミクス第2幕」

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