30人以上の取材で明らかになった「貧困女子」の5つの共通点
借金がいけないという感覚が欠落しています。
長い間に身についた金銭感覚を変えることは難しいもの。現状に目を背けているうちは、悪循環から抜け出すことはできません。
■4:外見、階級へのコンプレックス
自分自身や置かれた環境へのコンプレックスから浪費が止められないのも、都市部の独身貧困女子に多く見られる傾向です。
20代のころに読者モデルとして活躍した34歳の女性は、年齢が上がりモデルの仕事がなくなった今も華やかな世界へのあこがれが捨てられず、ファッションや美容、モデル同士の女子会への支出で借金が膨らんだとか。
39歳の販売員の女性は、結婚を焦るあまりエステや脱毛、矯正下着といった支出がやめられず、月収32万円でもクレジットカードの残債総額は不明だといいます。
■5:将来への不安
働く単身女性の3分の1が年収114万円未満といわれる現在、非正規雇用で働き社会保険などにも加入していないワーキングプアの独身女性も少なくありません。
“派遣切り”や“雇い止め”の影におびえ、あるいは早朝から深夜に及ぶ激務、職場でのパワハラなどで疲弊し、年収は正社員の半分、ということも。
転職を重ねてもブラック企業の連続だったという36歳の女性は、契約社員として入社した職場で正社員の3分の1以下の給料で3倍働かされ、その挙句に3年目で契約が打ち切りになったそう。