1000万人を瞬時に惹きつける「テレビの手法」を応用した技術
だとすれば当然のことながら、いつチャンネルを変えられるかわからないわけです。
だからこそテレビ制作側は、視聴者が一度スイッチを入れたら、チャンネルを変えさせない工夫を重ねているのだといいます。
そこで必要となるのは、「楽しい」「ためになる」「好きなタレントが出ている」など、視聴者を引きつけるためのフック。
そして、その際の重要なキーワードが「お得感」「意外感」「期待感」の3つなのだそうです。
これについては、思い当たることがあるのではないでしょうか?
たとえば情報番組内で、松阪牛のハンバーグ・ランチで大繁盛しているお店を紹介するとします。
そのとき、映像を番組内で流すにあたって重要な要素は、司会者の言葉とテロップ(字幕)。
具体的には「次は、あの高級肉がたったの1,000円で食べられる店を突撃取材です!」とコメントし、画面上には「銀座に大行列そのワケは?」と短いテロップを出すわけです。
コーナーがはじまる前の数秒だけで、「高いお肉がたったの1,000円で食べられるらしい」という「お得感」をアピールし、「高級店の多い銀座にそんな激安店が?」という「意外感」も伝え、さらに「それはどんなメニューなんだろう?」