なんと自腹が年収の6分の1も!会社員の衝撃「仕事系支出」実態
いずれも2015年1年間にかかった金額の平均値です。
(1)交通費
もっとも多かったのは通勤交通費。平均1,087£(約17万7千円)。イギリスでは通勤手当が支給されないケースが多く、家計を直撃しています。
ちなみに独立行政法人 労働政策研究・研修機構の調査によると、日本の正社員の通勤手当の平均は月に1万2,447円。
単純に12倍すると14万9,364円となり、イギリスよりも若干少なめ。ただし、日本の場合は民間企業の約9割が通勤手当を支給しています。
(2)子どもの保育関連費用
平均960£(約15万6千円)。
しかも、全体の4人に1人はこの4倍、4,000£(約45万5千円)以上を支払っているといいます。
イギリスには公的保育サービスがなく、保育費が高額になりがちだという事情もありますが、日本でもいま、都市部で子どもを預けて働くために多くの夫婦が苦労していることが、国会で論争を巻き起こしています。
■飲食費や電話料金も意外とバカにできない
さて、ここまではイギリス特有ともいえるものですが、注目したいのはこのあと。プライベートな支出に埋もれて見えにくい出費についてです。
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