2016年3月20日 20:00
背中の数字にはドラマが!プロ野球選手達の背番号に隠された秘密
■2:メジャーリーグでは42番が永久欠番になっている
エースピッチャーの背番号が18番であるのは日本のプロ野球に限ってのことで、メジャーリーグではこのような背番号は見当たりません。
しかしメジャーリーグには、逆に誰も使用できない背番号が存在します。全球団共通して42番が永久欠番となっているのです。
42番というのは、初の黒人選手だったジャッキー・ロビンソンの背番号。
当時はまだ、黒人への人種差別が当たり前だった時代で、ジャッキーが契約する以前は、黒人の先週はニグロ・リーグという黒人専用のリーグのみでしかプレーすることを許されていませんでした。
当然、ジャッキーは壮絶な差別に遭うことになりました。観客はもちろんのこと、チームメイトからもあからさまな嫌がらせを受け、怪我をするような暴力的な出来事もしばしば。
そんななかでもジャッキーは決して報復することはなく、紳士的にふるまい、素晴らしいプレーを続けました。
その理由は、彼をブルックリン・ドジャースに誘った、球団会長ブランチ・リッキーとの約束があったからです。
それまでメジャーリーグに黒人がいなかったことで、ジャッキーが攻撃に対して怒りを表してしまうと、「それ見たことか、やっぱり黒人は紳士のスポーツはできない」