曖昧な表現は卒業!自分の主張を「数字で明確に表す」簡単な方法
そしてその前提となる世の中の(見過ごされていた)変化、もしくは大変化の予兆。
だからこそ、それらを見つけ、生み出すために「ハカる」力が必要(=足りない)ということ。
■「ハカる力」の根源とは?
ハカることの対極にある姿勢は、「感覚的に重要そうな要因を羅列すること」。たとえば、「売上が増えるには、景気好転と人口増が必要だ」などと口に出してしまうことがそれにあたるでしょう。
たしかにそのとおりかもしれませんが、こんな主張をしたところでなにも変わるはずがないのです。
ハカる姿勢とは、重要な事柄(この場合であれば売上増の分析)にあたって、曖昧な表現を許さず、重要な要因を選び出し、それらに因果関係があるという事実を示すこと。
この例でいえば、
・GDP成長が1ポイント上向いたとき、自社売上は5%向上する
・商圏人口が1%増えたとき、自社売上は2%向上する
・その他の外部要因が変動しても、自社売上にそれ以上のブレは生じない
などというようなことを示す。つまり、
(1)定性的表現にとどまらず、定量的もしくは具体的指標に落とし、
(2)大事な要因(だけ)を見定め
(3)それらと目的(売上増やブランド向上等々)