介護離職者は年間10万人超!仕事と介護を両立させる秘訣とは?
厚生労働省の調査によれば、超高齢化社会に突入した日本では全国民の4人に1人が65歳以上の高齢者です。
そのため、介護や看護を理由とした離職・転職者も増えており、平成23年10月~平成24年9月の1年間で10万人を超えています(総務省「就業構造基本調査結果」)。
さらには、介護などのために離職し無業者になった人のうち、40歳代で約8割、50歳代で約5割、60歳代で約3割もの人が、もう一度就業を希望しています(総務省「同」)が、現実はなかなか厳しいようです。
■介護離職者の再就職後の年収は「4割以上ダウン」
再就職者の平均年収は、男性が556.6万円から341.9万円と約4割減ります。女性にいたっては、350.2万円から175.2万円とおよそ半減。
たとえ再就職できたとしても収入は大幅に減少するのが実情です。加えて、仕事のある日の介護時間が男性で1.6時間、女性で1.8時間増大するというデータもあります。
こうした現状を踏まえて、仕事を続けながら介護を行うために必要な情報を詳細に紹介しているのが、『親が倒れた!親の入院・介護ですぐやること・考えること・お金のこと』(翔泳社)です。